共同養育コンサルタントの起業エピソード「一般社団法人りむすび」

離婚・子育て・育児
回答いただく専門家は、共同養育コンサルタントであり、一般社団法人りむすびの代表のしばはし 聡子氏です。

Q.社会人時代はどんな企業で勤めてたんですか?

大学を卒業後、電力業界の任意団体で20年ほど正社員として広報・秘書業務を行っていました。

Q.起業した時期ときっかけは何だったんですか?

起業したきっかけですが、実は自分自身の離婚が大きなきっかけとなりました。
会社員を勤めながら、やむをえず離婚になってしまったんですけれども、その時に子供がいて、「離婚後父親に子供を会わせたくない」という思いになってしまっていたんです。

その間にやはり子供の気持ちが壊れかけてしまったというような後悔がありまして、離婚をしても両親が関わるという事が凄く大事だという事を離婚前に知っておく必要があるのではないかと気付きまして、ぜひとも自分自身が離婚で悩んでいる方に対してサポートをしていきたいという思いがあり、20年間勤め上げていた会社を退職して起業をしようと決断をするきっかけになりました。

Q.起業して軌道に乗るまでは苦労されましたか?

実は会社勤めをしながら、ボランティアといいますか、今の活動を並行して行っていたので、ニーズは凄くあるな、助けられる方がたくさんいるなという感触はありましたので、そういった意味での苦労というのは特にありませんでした。

そして収入ありきでの活動ではなく、まず役に立ちたいという思いから始めたので、そこに迷いが無かったため苦労がありませんでした。

とはいえ、企業経営という事に関しては全くの素人でしたので、マインドセットから自分ですべてをやる。そして待ちではなく自分から発信していく。お金の管理でしたり、法人を立ち上げるなど、そういった事全てが初めての事でしたので、そこはいろんな方から教えを受けて今に至ったという所ですね。なので、大きな苦労というよりは、いろいろ学ぶ機会がたくさんあったなという印象があります。

Q.現在のビジネスモデルは起業当初と同じですか?

当初は私が一人で法人を立ち上げて、自分自身で子連れ離婚の相談業務、そして離れて暮らす親と子供が会う時の付き添い、面会交流の付き添い業務というものがあるのですが、その業務をやっていました。そして離婚しても両親が子育てに関わる、共同養育というんですが、その普及活動なども全て一人で行っていました。

ですが、ここ最近ビジネスモデルとして変わったという意味では、一人ではサポートが足りなくなってしまったので、私と同じ事を現場で出来る人を養成し、現場には他の人に出ていただいて、私自身は普及活動に専念するという意味で、活動の幅が拡充したという部分で、支部を作ったりそういった形でのビジネスモデルは変わってきたかなという所です。

Q.実際に起業してみて会社員時代と比べて大変でしたか?

私は会社員時代に全く後悔も未練もありません。というのも、やはり時間の自由が凄く今の方があるんですよね。私も実は中学生の子供がおりまして、平日の行事って意外とまだあるんです。そういった時に会社員の時ってやっぱり時間が平日で拘束されているので、プライベートと会社との両立が実は難しかったのですが、起業をした方がワークライフバランスというか、そういう事を自分自身で決める事が出来るという意味では、本当に凄くメリットがあったなという風に思っています。

あとやはり人生一度きりですから、やりたい事でやり抜く。そういった思いの自己実現できるという意味でも、凄く会社員の時も大変お世話にはなったんですけれども、今の方が凄く自分らしくもいられますし、時間そして精神面全てにおいてストレス無く出来ているかなと思っています。

Q.起業に向いているのはどんな人だと思いますか?

私自身もですが、自身の原体験に基づいて強い思いがあって世の中をもっと良くしたい、または世の中で気付かれていない事を知っていただくきっかけを作りたい。そういう強い思いとか理念がぶれずにある方は凄く向いていると思います。

逆に言うと、稼ぎたいだとか、稼ぐ事のために逆算して何かをやりたいという事だともしかして難しいんじゃないかなと思います。

そして、想いにやはり人は応援して下さったり、助けてくれるというような仲間が増えていくというのも全てその人の想いだと思うんですよね。

ですので、そこを八方美人に考えている事をいろいろ変えてしまうのではなく、「私はこんな想いでこういう事をどうしても実現したいんだ!」。そういう気持ちを貫ける、そういう想いのある方が起業に向いているのではないかなと、起業して2年目の私が言うのも僭越ですがそのように感じます。

Q.ご自身の新たな夢や目標はありますか?

私が行っている事業というのは、何度もお伝えしている通り「離婚した後も両親が子供に関わっていきましょう」という活動になります。実はまだ日本では、離婚後に離れて暮らす親と子供が会える割合って3割しかいないんですよね。という事は7割の子供達は親の離婚によって、片親を失ってしまっているという状態になります。

これは法律の問題、そして世の中が「離婚したら一人で育てるのが当たり前」というような風潮がある事も原因になっている、そして夫婦の感情と親子関係を混同してしまう、子供を所有物化してしまうという事が原因かと思います。

ですので、その辺りの固定概念を払拭でき、世の中の当たり前を変えていけるような活動をこれからはしていきたいですし、離婚しても両親から愛される子供をたくさん増やしていきたいなというのが私の夢ですし、実現を必ずしたいと思っています。

Q.最後にユーザーに向けて自己PRがあればお願いします。

これから起業をしたい方、そしてこれを見て下さっている中でもしかして離婚を悩んでいる方がもし見て下さっているのであれば、今私がお話した事で何らかの気付きを得ていただければありがたいなと思っております。皆様のお役に立てれば幸いです。