DVの種類や範囲について専門家が回答
「付き合っている彼氏が機嫌が悪くなったり、喧嘩したりする時にDVに近いことをされます。
直接的な暴力はないのですが、暴言を吐いたり、物を蹴ったりなど、恐怖を感じることがありますが、DVの境目はどこからか教えて下さい。」
DVというのはドメスティック・バイオレンスの略の事です。夫婦や恋人など親密な関係にある男女間での暴力の事ですね。わかりやすいのはやはり肉体的な暴力です。例えば殴るとか蹴る、髪を引っ張るとか物を投げつけるなども身体的な暴力になります。
ただこの暴力というのは、肉体的なものだけではないんですね。例えば相談者さんからのお悩みのような、暴言とか物を蹴るなどは、直接的に暴力をされているわけではないですけれども、それによって恐怖を感じさせるという事で精神的な暴力と言われます。精神的な暴力というのは他にも、人間性を否定するような事を言うとか、人前で馬鹿にする、無視をするという事もあります。
また精神的な暴力に入るかもしれないですけれども、生活費を渡さないとか、働いて収入を得る事を禁止するというような経済的な暴力もあります。あと出かけたりとか、お友達や親との付き合いを制限したりする、仕事を辞めさせるといったような社会的暴力もあります。
また夫婦だから、恋人だからという事で望まないセックスを強要したりであるとか、避妊に協力をしない、中絶を強要するといった事も性的な暴力になります。
こういったDVというのは家庭や恋人同士など、他人の目が届かない所で行われるので、はたから見て気付かれにくいんです。なので本人も「夫婦だからこういうものだ」とか「恋人同士だからこうされて当然なんだ」という思い込みや、「それに従うのが当然」というような、ちょっと精神的に操作されてしまったりという事が起こるので、加害者も被害者も自分たちの間に起こっている事がDVなんだという事に気が付かない事が多いです。
「こうされるのは自分が悪いんだ」と被害者の方も思い込みやすいので、我慢をする事で凄く長期化をしてしまう。そうするとDVの内容も長期化すればするほどどんどんエスカレートしてしまうという事が起こるので、気が付いたら心に凄く大きなダメージを受けてしまっていた、またうつ病になってしまったという事もあります。
なので、今お話したような、DVとはどういう事なのかを知っていただく事と、自分の状況がDVであるかどうか事実を客観的に見る視点を持つ事がとても大事です。
Q.最後にユーザーに向けて自己PRがあればお願いします。
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職種 | 夫婦関係専門カウンセラー |
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