Q.会社の人間関係が苦手ですが、改善する対処方法を教えて下さい。
「4月から就職したばかりの新社会人ですが、人間関係が苦手で悩んでいます。同期は愛嬌があり明るく、同僚とも仲良く、先輩からも既に可愛がられていて羨ましいです。私は元々の性格が根暗で、人間関係も時間をかけて築くタイプなのですが、これを改善する方法は無いでしょうか?」
まず、新社会人という事はいろんな事が初めてで、とても緊張されますよね。人間関係を時間をかけて築くというのは、これは悪い事ではないんです。だから良いと思うんですよね。よく人を観察して、自分に合った人を見つけるという事ですから、良いじゃないですか。私はそう思います。
その上でまず、今すぐにあなたが出来る事というのが3つあります。簡単な事ですので、「え?こんな事で良いの?」って思われるかもしれませんけれども、これで3日で変わってきますので、ぜひ本気でやって見て下さいね。
1つ目は、根暗という言葉を使わない事。スピリチュアル的には「言霊」なんて聞かれた事があるかもしれません。言葉は口を出た瞬間に本当に仕事をしますから、そう言ったらそうなっちゃうんですね。
それが私達が生きているこの世界のお約束なんです。そして出来れば言葉だけではなくて、根暗って思わないことです。それは自分で決めているだけなんですね。スピリチュアルな事に興味を持たれた時に、「思いは現実化する」なんて聞かれた事もあるかもしれませんけれども、嘘だと思っても、私は根明(ネアカ)って言ってみてください。その位でちょうど良いと思います。「私ネアカやねん!うふふ」なんて、そんな風に思われるのが、まず最初のステップです。
そして2つ目です。これは人と比べない事。「誰々はこうなのに私は…」とか「皆は明るいのに私は…」とか、そういう風につい誰かと比較して自分を見ていませんか?これを私は「比べるフィルター」と呼んでいるんですけれども、この「比べるフィルター」が心に付いているんですね。それを通して見るのが心の癖になっています。それが良い影響を与えないんですね。
比べる事そのものに意味が無いという事は無いんです。全てに意味があるんですけれども、大した意味じゃないんです。比べるとどういった意味があるかというと、「比べると自分の気分が悪くなるという事を経験する」っていう、あんまり面白くない、嬉しくない学びなんですね。そういう意味です。
ですからこれは比べない。しかも同僚は、自分と育った環境も想いも、持っている常識も違います。そういう人と自分とを比べているわけですね。人の人生ですからね。「あなた根暗ね。私が代わりに明るくしておいてあげるわね」って代わりようがないじゃないですか。なので、比べても意味が無いんです。
これを言い換えると、「あなたトイレに行きたいの?じゃあ私が代わりに行ってきてあげるね」ってことと同じなんです。人の人生と自分の人生では、立場も、悩みも、学びも違います。ですから比べどころも違うんです。
人がどう、ではなくて、私がどうするかという事が一番大事です。そうすると、自分が駄目だとか、そんな事は気にならなくなるんです。
じゃあ何と比べるかなんですけれども、もし「比べるフィルター」を使いたければ、人と比べるのではなくて、自分と比べてみましょう。それも過去の自分と比べるんです。3ヶ月前ですとか、6ヶ月前とか、1年前とか。以前の自分と比べてみると、楽しい思いとか、苦しい思いを今までしてきただけ、その経験の数だけ自分は変わっている事が分かると思います。
それだけ自分の心というのは育っているんですね。だから、振り返ってみると、「結構自分って頑張ってるじゃない」とか「やってるじゃない私。変わってるじゃない」って、そういう風に思えるはずなんです。そしたら、すかさずそこを褒めてあげるというのが大事ですね。
そして3つ目です。同僚や先輩にまず、笑顔で挨拶をする。そして話しかけられたら、相手の顔を見て笑顔で返事をしましょう。
「林さん」って呼ばれたら「はい!」ってやるんですね。その「はい!」という笑顔が相手に良い影響と良い印象を与えます。これは一般的な印象という事ではなくて、スピリチュアル的に、エネルギー的にもそういう事が言えるんです。
笑顔で返事をする。最初はそれだけでいいんです。それだけなら簡単じゃないですか。とりあえず誰かに聞かれたら笑顔で答える。それだけにしておきましょう。自分から一生懸命に話しかけようとしなくてもいいんです。自分のペースで大丈夫ですから、笑顔で挨拶をしたり、笑顔で答えたりしていると、それだけで周りで起きる出来事が変わってきます。その理由は、あなたが「話しかけやすい人」になるからなんです。そういう風に見えてくるんですね。
人は自分を否定されたり、怒られたりする事は凄く怖れるんですけれども、笑顔にはそう思わせる凄いパワーがあるんです。プラスのパワーも勿論凄いんですけれども、例えば笑顔で挨拶をした時に、「私はあなたを受け入れていますよ。嫌いではないですよ」という事が一発で伝わるんです。
私達は霊的な存在ですから、そういった事も一瞬で受け取る事が出来るんです。それを第一印象なんて言いますけれどもねぇ、プラスのパワーは、それは目に見えない状態できちんと伝わっていますので、まずは笑顔で話しかけてみましょうか。
そして、この人に話しかけると笑顔で答えてくれる。そういった事を繰り返していると、自分の事は嫌いじゃないんだと受け取った方が安心してあなたに話しかけるようになってくるんですね。
結構難しい顔して「はい何ですか」なんて言っていると、「この人ちょっと話しかけにくいな」なんて思うようになってくるんです。ちょっと顔は疲れますけども、ニコニコして返事をしたり挨拶をしたりしてみると随分と印象が変わります。
よく「話しかけないでオーラ」というのがありますよね。話しかけてもらいたくない時にそういうオーラを放射しているなんて言いますけれども、その反対ですね。
反対といっても「話しかけてオーラ」じゃなくて、「話しかけたくなるオーラ」というのでしょうか。「話しかけて!話しかけて!」っていうと、かまってちゃんがよくやる、ちょっと鬱陶しい感じになってくるんですけれども、そうではなくて、どうしても話しかけたくなっちゃうようなオーラというのを放射していくんです。
そこでひとつポイントがあるんです。最初に笑顔で挨拶する事です。それから話しかけられたら笑顔で返事をする。聞かれたら笑顔で答えるだけで良いんです。
これ以上深く相手の心に入っていったり、自分の事ばっかり話したりしてしまいますと、お相手は自分を守ろうと後ろに下がってくるんですね。逃げようとしていきます。警戒するという事です。
要は、自分の事ばかり話される、聞きたくない事ばかり聞かなきゃならない。この状態は相手のエネルギーを奪う事になります。エネルギーだけじゃなく、お相手の大切な時間や想いを奪ってしまう事になるんです。
それを奪われないように守ろうとして、自然に引いていくという事になるんです。だから自分の事ばかり喋らない、聞かれた事だけ笑顔で返事をして、そこで止めておくというのが、人間関係においてはとても重要な事だと思います。
これだけでも随分違いますので、ぜひやって見て下さいね。笑顔にはそれ以外にも良い事が沢山あります。それは、顔の筋肉、表情筋が鍛えられて顔のパーツが上向きになってきますので、若々しく明るくなってくるんです。
ある程度の年になりますとこれが大変重要になります。私なんか物凄い重要なんです(笑)。でも皆さんは会社に入ったばかりでお若いですので、これから先の事として頭の片隅に置いておいていただけると良いかなと思います。
今申し上げた3つの事だけで、自分が認識していなかった良い部分というのが見えてきたりします。これは自分ではなかなか見えないんですけれども、周りの人達が「なんだか変わったね」とか、自分の変化を教えてくれるようになるんです。
それから自分の波長に合った人が、きちんと周りに来てくれるようになります。そう思うと楽しみじゃないですか?私も凄く楽しみで、毎日毎日そうやって笑顔でお話をしているんです。
色々大変な事はありますけれども、応援していますね。

職種 | スピリチュアルカウンセラー |
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社名 | 林真弓子スピリチュアリティ・メンタリングオフィス |
役職 | 代表 |
名前 | 林 真弓子 |
サイト | https://www.39mayuchin.net/ |